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【図書委員会】SDGsのワークショップを体験

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 2月26日(火)、大教室にてSDGsのワークショップを実施しました。図書委員会を中心とする中2生~高2生の生徒と生徒会執行部の生徒たちが参加しました。講師を務めていただいたのは、SDGs公認ファシリテーターの資格を持つ中西將之さんです。
 ワークショップは、貧困の解決や環境問題への取り組みなど、国連が掲げる持続可能な17の開発目標であるSDGsについてカードゲームなどを通して考える内容でした。各カードに「野生動物の保護」や「教育の無償化」といった目標プロジェクトが示されていて、各チームが「お金」と「時間」のカードを使って達成することで、世界の「経済」「環境」「社会」が変化し、SDGsの開発目標が地球全体にどのような影響を与えるのかを体験的に学ぶことができる仕組みです。
 生徒たちは15のチームに分かれて、それぞれのプロジェクトに取り組みました。ゲームは前半10分間、中間発表を挟んで、さらに後半15分の後、最終発表でした。
 ゲームの前後で世界の経済・環境・社会がどのように変化したか、中西さんから示されました。前半10分が終わったときには、世界の状況メーターは「経済」へと大きく偏りました。一方、「環境」と「社会」は荒廃していく状況になっていました。中間発表の結果をふまえ、各チームが環境や社会に対してメーターを上げる意識が起こり、声を出しあい協力し始めました。このカードゲームでは自分たちのチームだけが目標達成するだけでは、世界全体が良い方向には向かわず、チームごとに協力しあわなければいけないということを学ぶことができます。中西さんからも本校の生徒は世界全体を良い方向に進めようとして声を出し合っていて、底力があると評価していただきました。
 ゲームの後はグループトークとワークシートの作成の時間でした。グループトークはゲームを通して感じたことなどについて意見交換。また、ワークシートはSDGsのために自分を起点としてできる活動などを文章にしてまとめました。「ゲームでもこれほど難しいのに、現実にSDGsを実現することは、いったいどれほど難しいのかと思いました」といった声や「ゲームだけではなく、現実でも思った時にやり始めるのでは遅いということもあるのかもしれない」といった感想を持った生徒もいました。
 世界を取り巻く問題の解決は遠い未来のことかもしれませんが、今回の体験を通して関心と理解が深まったことは間違いないはずです。