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第1回SS出前講義「データサイエンス入門」を開講しました

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6月27日(木)、視聴覚室にて大阪教育大学の喜綿洋人先生をお招きし、高1生を対象にした第1回SS出前講義「データサイエンス入門:相関係数から実験計画法へ」をテーマに開講しました。

まず、松尾校長から喜綿先生の紹介があり、加えて「データサイエンスはデータから価値を導き出していこうとする科学です。みんなにとって今後、必ず必要になってくるものです」と挨拶がありました。

喜綿先生より、スライドを示しながら「論理的推論と確率的推論(統計的推論)」「データ分析の特徴」「統計の基本」、最後に「実験計画法」について、ご講義いただきました。
専門用語で表すと、難解な数理理論の勉強をしているように感じますが、「地球の自転に伴い偏西風が生じ、台風が東向きに進む」という、ニュースの中でも登場するごく当たり前の事象に基づいて、論理的推論をわかりやすく説明をしていただきました。
また、データ間の相関についても、実際に論文としてもある「チョコレートの消費とノーベル賞受賞者の数の関係」を例に、相関性から導き出される事象の特性について、楽しく教えていただきました。

続いて、データの集合から、その特徴を得る方法として、平均値だけではなく、メディアン(中央値)、モード(最頻値)があることを学びました。そして平均値が必ずしもデータの特徴を正しく表しているわけではないことを教えていただきました。
その他、統計的な推移と母集団について、あるいは分散分析についてや推測統計学の概要等、データ分析に不可欠な知識についてわかりやすく図や数式を示していただき、説明してくださいました。
さらに実験計画法では、考慮しなければならない複数のパラメータがある課題において、実験回数を減らす方法についてのお話をしていただきました。

講義の終了後、一歩先の大学で受ける統計学授業のような、盛りだくさんな講義内容に、生徒たちは大いに知的刺激と影響を受けたに違いありません。