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神戸大学理学部で学外サイエンス学習を行いました

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 10月24日(木)の午後、「学外サイエンス学習」のため、高校1年生22名が神戸大学理学部に出向き、数学専攻の佐藤進先生のご講義を拝聴しました。
 ご講義のテーマは「デルタ多面体」ということで、まず、「ポリドロン」とよばれる数学玩具で、正三角形のみからなる多面体(デルタ多面体)をいろいろと組み立てる実習を行いました。4、6、8、10、12、14面体など、簡単なものから難しいものまでありましたが、生徒達は楽しそうに次々とこなしていました。生徒達が多面体を組み立てている時間を利用して、先生は理学部数学科についての紹介や多面体にまつわる様々なお話をして下さいました。
 実習後、本格的な数学の講義になり、そこでは「オイラーの多面体定理」を学びました。多面体の面や辺を「国の領土」に見立てて、わかりやすく証明もして下さいました。数多くの多面体が存在する一方で、普遍的に成り立つその定理の美しさと不思議さに生徒達は大いに興味を抱いたようでした。講義では、初めて聞く専門用語にも出会いましたが、多面体の不思議さをはじめ、数学の奥深さにも触れさせていただき、大変有意義な研修になりました。この経験を普段の授業や課題研究に活かすとともに、将来の進路選択にも良い影響があることを期待します。