【図書委員会】他校の図書委員との交流会に参加しました
12月25日(水)、図書委員会の代表生徒6名は、兵庫県にある神戸龍谷中学校・高等学校、青谷学舎での図書委員交流会に参加しました。
この交流会は、六甲学院中学校・高等学校と神戸龍谷中学校高等学校の二校で交流されていた会で、第5回目を迎えます。今回は、本校の他に、新たに甲南女子中学校・高等学校が加わり、4校、35名での交流会となりました。普段は会うことのない他校の図書委員との交流を通し、自校での委員会活動を見直し、自分たちの意識やスキルを向上させることを目的としています。(前回の様子はこちらをご覧ください:https://www.naragakuen.ed.jp/news_topics/001251.html)
校舎に到着すると神戸龍谷の図書委員が出迎えてくださいました。前回の交流会に参加したことのある生徒は、他校生との半年ぶりの再会に話が盛り上がっていました。まず参加生徒は二楽草堂に集まり、主催校である神戸龍谷中高の図書委員長が司会を務める開会式が行われました。その後、生徒達は4校の生徒が混ざったグループに分かれ、本にまつわる様々なゲームを始めました。
今回のゲームは「本かるた」「横暴編集長」「POPあてゲーム」でした。ゲームのうちの1つ「本かるた」は、各校が事前に読み札と本の表紙の絵札を15枚ずつ持ち込み、合計60枚の本かるたを広げます。本のタイトルが想像できるような読み札から、本のタイトルの札を取るというゲームです。本来のかるたは、子どもが文字を覚えるために遊ぶものですが、本かるたの場合は、より多くの本を読んできた参加者が有利といえます。本の内容を類推して取ることもできるのですが、お手つきになってしまう生徒もおり、大変盛り上がりました。札も各校生徒が作っているので、中には難しすぎて当てられない札もありましたが、その難しさが余計に盛り上がりを生みます。
ゲーム終了後は、各校による学校紹介と茶話会、ワークショップ型のビブリオバトルを行いました。本校からは橋弥奈那さん(高2)が、事前に作ってきたプレゼン資料を元に、学校紹介のプレゼンを行いました。また、ワークショップ型のビブリオバトルは、参加生徒全員がそれぞれのテーブルで持参した本を紹介しました。全員の前で発表する形式と比べ、緊張感なく本の紹介ができたように思います。この時間になると、緊張もとけ、学校は違えど学年が近い生徒同士、仲良く話をして、楽しく過ごしていました。参加した生徒からは、「同じ班の方がフレンドリーに話しかけてくださって、すぐに緊張がとけて安心しました。またワークショップ型ビブリオバトルを初めてしましたが、とても楽しく、また機会があったら参加したいです」といった声が聞かれました。
最後に、この日はクリスマスということもあり、各校から持ち寄った絵本の交換会が行なわれました。本校からはマージェリィ・W・ビアンコの『ビロードのうさぎ』を持参しました。交換会の結果、本校にはサン=テグジュペリの『星の王子さま』をいただきました。今後もこういった他校交流を通して、自校の図書委員会、図書館の取り組みを自主的に見直すきっかけにしたいと考えています。