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橿原市昆虫館で学外サイエンス学習を行いました

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 1月23日(木)の午後、高校1年生22名が橿原市昆虫館に出向き、学外サイエンス学習を行いました。
 まずはじめに、副館長の中谷康弘先生から昆虫館の展示物と温室内のさまざまなチョウについて説明をしていただきました。その中で、沖縄県以南にしか分布しないオオゴマダラについて詳しくご説明いただき、実際にそのさなぎや幼虫を見せていただくとともに、手にとって触れさせてもいただきました。一見奇抜に見える幼虫を、生徒達は最初はおそるおそる手にしていましたが、慣れてくると親しみを持ってその動きや感触を確かめていました。また、講義室内でオオゴマダラの成虫を放っても下さり、その優雅で独特な飛び方に興味を持つことができました。その他、アンモナイトの化石やオーストラリアに生息する虹色に輝くカブトムシなどもご紹介下さいました、生徒達は写真などでしか見たことのないアンモナイトの化石に興味を抱くとともに、虹色のカブトムシにはその美しさに魅了されました。また、昆虫館近隣の自然に生息する身近な昆虫たちもスライドでご説明下さり、よく目にする昆虫たちでも、改めて見てみると興味深く感じられました。
 講義後は、館内を自由見学させていただきました。様々な昆虫の標本や写真をはじめ、岩石の標本や地中生物の様子がわかるジオラマなど、実に多くのものが展示されており、生徒達は時間を惜しんで興味の赴くままに見学することができました。特に、講義でご説明下さったオオゴマダラをはじめ様々な珍しいチョウが飛び交う大温室は、花に群がるチョウ達に間近に迫って観察することができる、まるで楽園のような空間であり、生徒達は大いに楽しみながらチョウ達を観察することができました。今回の研修では、身近な昆虫から珍しい昆虫まで幅広く目にすることができたと同時に、絶滅に瀕している昆虫やそれらの保護について考えるきっかけを与えても下さり、大変有意義な時間を過ごすことができました。