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財政教育と租税教育授業を行いました

  • 財政教育と租税教育授業を行いました
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 12月9日(水)、中3生を対象に租税教室を行いました。財務省近畿財務局奈良財務事務所総務課より藤井課長、岡野企画係長、出口さん、奈良税務署より税務広報公聴官の塚本さんを講師としてお招きして、税の財政の仕組みと役割について広く教えていただきました。

 講座の前半では、講師の先生方には新型コロナウイルス感染症拡大防止のために別室より遠隔で講演していただき、生徒たちは自教室で熱心に耳を傾けました。塚本さんからは、税金が私たちの生活のどのような場面にどれほど使われているのかに始まり、世代間の税負担を公平にして持続可能な社会保障制度を維持していくことの必要性に至るまでをお話しいただきました。岡野さんからは、歳入と歳出の内訳を紹介しながら日本の財政状況について解説していただき、さらには人口が減る見通しにある中で社会保障にかかる予算も公債も増加傾向にある現状についても説いていただきました。

 後半には、生徒一人一人がiPadを使って「財務大臣になって国の予算を作ろう」というワークにも挑戦しました。専用のアプリケーションを使いながら、①どのような社会にすべきかテーマを決めて、②それに応じて歳入・歳出の各項目を自由に増減させるというものです。生徒たちはそれぞれに「高福祉・高負担の社会」「子ども・子育てにやさしい社会」などといったテーマを打ち立てながら、国の借金を減らすことのできるような予算編成を作り上げていました。

 岡野さんは最後に「実際に我が国の予算を決めるのは国会の予算会議で、そこに出席する国会議員は国民が選んだ人。皆さんも18歳になれば選挙権をもち、皆さんの意思で彼らに権限を委ねることとなります。やがて納税者となるわけですので、国の財政について身近に感じていただきたいと思っています」と語りました。生徒たちは今回の講座を通じて租税について主体的に考えるきっかけを得ることができました。