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「SNS防犯教室」を行いました

  • 「SNS防犯教室」を行いました
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 12月11日(金)、奈良県警察本部少年課少年サポートセンターの少年補導員の方を講師にお招きし、体育館で「SNS防犯教室」を行いました。対象はこの春入学した中学1年生と高校1年生の理数科クラスです。

 インターネットは遠くにいる人とのコミュニケーションを可能にし、便利で役立つ情報を提供してくれます。その一方で有害な情報が氾濫し、さまざまな犯罪や迷惑行為の温床となっていることも事実です。とくに青少年ではSNSをきっかけに事件やトラブルに巻き込まれるケースが跡を絶ちません。

 講義では「加害者にならないために」そして「被害者にならないために」の2つの章に分け、実際の事件の例を交えつつその予防策について学びました。青少年が加害者となった事件には、軽い気持ちで誹謗中傷や犯罪予告を投稿したケースや、大人にそそのかされて薬物使用や特殊詐欺などの犯罪と関わったケースが見られます。また、法的には大きな問題がなくても、注目を浴びたい気持ちから迷惑行為を行う写真や動画を投稿してしまう場合もあります。
 被害者となった事件としては、見知らぬ大人と実際に接触して誘拐事件に巻き込まれるケースや、いわゆる自画撮り被害と呼ばれるケースを解説していただきました。SNSによる犯罪被害は年々増加しており、地域をまたいで複雑化することもあります。

 これらの共通している点は、嘘やなりすましが簡単にできてしまうインターネットの特性が事件に大きく関わっていることです。また、一度データや個人情報がネット上に流出すると、完全に消し去ることは非常に難しく、将来の進路を左右してしかねません。

 最後にインターネット・スマホ依存度チェックを行いました。10個の質問に答えて、「はい」の数が多いほど依存度が高いことになります。当てはまる個数に手を挙げてもらうと、3~4個当てはまる生徒が多く、それ以上の個数当てはまる生徒もちらほら見られる結果となりました。インターネットでも善悪の基準は変わりません。SNSでの言動が現実と地続きであることを理解しながら、理性と責任をもってインターネットを活用してくれることを願っています。