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第2回環境研修を実施しました

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 1月22日(金)、本校の環境学習を長年支援していただいている和歌山大学システム工学部の養父志乃夫教授を講師にお招きして、中学1年生を対象に環境研修を行いました。

 まずは、地学教室にて養父教授より「森里海の連環学習」の講義がありました。私たちの生命は自然環境と大いに関係があり、すべてが循環していると教えていただきました。コナラのホダ木を手にした教授から「この木は今、とても重みがあります。今日は皆さんにこのホダ木へシイタケの植菌をしてもらいます。3年後にはシイタケがたくさんできる代わりに、この木はボロボロになるんですよ。そのくずを虫が食べて、また新たな生命へと繋がっていきます」と、話がありました。

 次に、SS発展コースの高2生がTAとして合流し、雨天だったこともあり一緒にサイエンス館の玄関前に移動し、実習を行いました。気に入ったホダ木を1本選びとってその重さを計り、あらかじめ空けられていた穴に手作業で菌のカプセルを埋め込みました。3年にわたって校内の里山で栽培を行うため自分の名前を書いたタグを丁寧に打ち付けて、たくさんのシイタケがなるように願いながらスタッフに引き渡しました。

 その後、大教室前へ移動し、TAの先輩より「太陽光発電と風力発電」について説明を受けました。それぞれの特色を教わり、再生可能エネルギーのメリットやデメリットについて知識を深めました。最後は大教室の屋上に設置されているソーラーパネル装置の見学です。太陽光のエネルギーがそのまま電気エネルギーとなって教室の照明等へと変換されている事実を知り、生徒たちは感嘆の声をあげていました。

「ホダ木が想像以上にずっしりとしていて、驚きました。植菌前に木の重さを計ったので、これからシイタケができる過程でどのように重量が変わっていくのか気になっています」(中1B生徒)
「私たちも今日と同様にシイタケの植菌をして3年後に収穫しました。両手サイズの大きなものが採れた友人もいましたので、楽しみにしていてほしいですね。今日の学びを環境学習のきっかけとしてほしいですね」(高2生徒TA)