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「中学人権映画会」を行いました

  • 「中学人権映画会」を行いました
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 9月21日(火)、第1体育館で「中学人権映画会」を行いました。新型コロナウイルス感染拡大防止策のため、中2・中3生の半分が鑑賞する午前の部と、中1・中2生の半分が鑑賞する午後の部に分けて上映する二部制としました。
 上映作品は『最強のふたり』(2011)です。スラム街出身の黒人青年ドリスは、失業手当の受給条件を満たすために就職活動の実績を作ろうと目論み、働く気がないのにパリの大富豪フィリップの面接会場を訪れます。フィリップはパラグライダー事故による頸髄損傷で首から下がほとんど麻痺しており、介護人を探していたのでした。思いがけず採用されてしまったドリスは、不慣れな介助や介護の仕事に苦闘します。また、周囲の人々もドリスの無作法な振る舞いや不謹慎なジョークに困惑します。しかしフィリップは誰とも分け隔てなく接するドリスを気に入り、ふたりは介護者と被介護者の関係を超えて友情を深めていくのでした。
 軽快な音楽とともにコメディタッチで描かれる本作ですが、身体障害者が抱える孤独の複雑さや黒人社会を抑圧するフランスの社会構造など、多くの人権問題が描かれています。鑑賞した生徒たちの胸にも投げかけられるものがあったことでしょう。