晴天に恵まれた1月28日（金）、中高の生徒、約650名が参加して矢田山縦走を行いました。この縦走は、松尾寺のある松尾山から、矢田山遊びの森を経由し、この縦走の給水ポイントでもある矢田寺を通り、矢田丘陵の約12kmの山道を走り切る、本校の伝統行事です。

　開会式では河合校長から、「記録に挑戦するもよし、自分に挑戦するもよし、霜でぬかるんでいるところもあるかもしれませんが、くれぐれもケガに注意し、完走を目指してください。健闘を祈ります。」と参加する生徒への激励がありました。

　準備体操をして担当教員からの注意事項の説明の後、いよいよ、午前9時50分、本校総合グラウンドから、1クラスごとに時間差でのスタートです。本校から松尾寺までは、かなり急な登り坂です。松尾寺を過ぎて松尾山の山道にはいる手前では、コロナ禍でも頑張っている生徒達を応援したいと、数人の保護者の方々が静かに見守られていました。
　山道にはいると、まだ霜が残るところもあり、落ち葉や木の根に足をとられないように注意しながら、起伏に富んだコースの完走を目指して各生徒が自分自身への挑戦をしていきます。記録更新を目指して軽やかに走り抜けて行く生徒、自分のペースで着実に歩を進める生徒と様々です。縦走終盤、山道をぬけて学校への下り坂では、生徒達はスピードをあげて駆け抜けていきます。沿道のポイントごとにいる教員からは、「いいタイムだぞ！がんばれ！」と激励が飛んでいました。校門にはタイマーが設置されており、そのゴールを目指して、皆、ラストスパートをかけていきます。ゴールした生徒達は皆、自分への挑戦に打ち勝った笑顔で仲間と健闘を讃えあっていました。

　今大会のベスト記録は男子は56分06秒、女子は1時間09分56秒で、ともに高一の生徒が達成しました。