晴天に恵まれた2月17日（金）、中高の生徒、約800名が参加して矢田山縦走を行いました。この縦走は松尾寺のある松尾山から、矢田山遊びの森を経由、矢田寺を通り、矢田丘陵の約12kmの山道を走り切る、本校の伝統行事です。

　開会式では河合校長から、「歴代の記録に挑戦するもよし、自分の記録に挑戦するもよし、くれぐれもケガに注意し、完走を目指してください。とくに高２生は、最後の矢田山縦走になります。思い出深いものにしてください。健闘を祈ります。」と参加する生徒への激励がありました。

　準備体操をして担当教員からの注意事項の説明の後、本校総合グラウンドから1クラスごとに時間差でのスタートです。本校から松尾寺までは、かなり急な登り坂ですが、ペースを落とさず、しっかり走っていく生徒も見うけられます。

　松尾寺を過ぎて松尾山の山道にはいると、まだ霜が残るところもあり、落ち葉や木の根に足をとられないように注意しながら、起伏に富んだコースを、完走を目指して各生徒が自分自身への挑戦をしていきます。記録更新を目指して軽やかに走り抜けていく生徒、自分のペースで着実に歩を進める生徒と様々です。縦走終盤、山道をぬけて学校への下り坂では、生徒達はスピードをあげて駆け抜けていきます。沿道には育友会役員の皆さんが、走り抜けていく生徒達を激励される姿も見られました。校門にはタイマーが設置されており、そのゴールを目指して、皆、ラストスパートをかけていきます。2時間を切ることを自身の目標としていたある生徒は、無事、目標を達成することができ、ゴールでガッツポーズをとっていました。約12kmにおよぶ矢田山縦走を終えて、生徒達は皆、自分への挑戦に打ち勝った笑顔で仲間と健闘を讃えあっていました。