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矢田丘陵の風(校長より)

ツツジに囲まれて

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  盛りなる 花曼陀羅の 躑躅(つつじ)かな   高浜虚子
  *花曼陀羅:色彩があざやかな絵図のこと

 新年度がスタートして、約一ヶ月経ちました。中学1年・高校1年理数コースの諸君も奈良学園の生活に慣れ、部活動にも本格的に参加し始めたことと思います。
 今、校庭のあちらこちらには、色とりどりのツツジの花が、今は盛りと咲きほこっています。ツツジは学術的にはツツジ属の植物の総称のことで、日本では古くから園芸品種として交配され、多くの品種が生まれました。校庭に咲くツツジは、ヤマツツジ、クルメツツジ、ヒラドツツジ、キリシマツツジなどです。
 よく、ツツジとサツキの違いが話題になりますが、サツキはサツキツツジのことで、ツツジ属の一種。一般的にはツツジは4月後半から5月にかけて咲き、サツキは5月半ばから咲き始めます。俳句ではツツジは春の、サツキは夏の季語です。サツキは校庭には見当たりませんが、本校の里山に入ると見かけることが出来るようで、時期が来れば観察したいと思っています。
 なお、ツツジの全般的な花言葉は、「節度」「慎み」とのこと。生徒の皆さんには、自然豊かな環境の中で、新型コロナウイルス感染に気をつけながら、節度ある学校生活を送って欲しいと願っています。