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「絶滅危惧植物を育む里草地」SS出前講義

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11月20日(金)、大阪教育大学から岡崎純子先生をお招きして、第4回SS出前講義「絶滅危惧植物を育む里草地 大阪で再発見された植物 アイナエ(マチン科)」を実施しました。

スライドを使って約60分間、大阪で再発見されたマチン科のアイナエという植物について、里草地の大切さを中心に語られました。
「大阪の自然、里山の環境はどうなっているのか」、「近畿圏での山草地、カヤ草地、里草地の環境はどうなっているのか」などについて、絶滅のおそれのある野生生物情報を記載したレッドデータブックと先生の研究から、分かりやすく説明されました。

質疑応答の時間では生徒たちから積極的な質問が多数寄せられました。
「この学校の周りには貴重な植物がたくさん残っているそうです。学校にいる限られた期間の中でどのように研究をしていけばいいのでしょうか」という質問もありました。

岡崎先生は「関西のいわゆる絶滅品種は意外と研究されています。ですから身近にあるものを、例えばこれはいつ頃に咲いて、どれくらいの期間咲いていられるのか、など小さなところからデータを採取して蓄積していくのがよいと思います」と答えられました。

最後に本校教員が「植物の研究がどういうものか、詳しくそして易しく解説してくださいました。それらを通して、動物であれ、植物であれ、物を見るための目の付け所を教えてくださったと思います。」とまとめの挨拶をしました。