税の講座を開催(中学3年生)
6月12日に、中学3年生を対象として租税教室を開催しました。
公民の授業を使い、講師には、本校8期生の小山光博さん(公認会計士・税理士)と檜垣和孝さん(税理士)に来ていただきました。
講座では、まず、税金の種類や税金の使われ方、日本の財政の現状などについて一通り説明を受けました。
続いて、お二人の指導で、生徒たちは、二つの金額のケースで贈与税を税務署に提出する申告書を作成する作業を行いました。
その後、現在の贈与税の税率や累進課税について、自分たちの意見をまとめました。
税理士さんとの問答を通して、税率を引き上げるべきか、現行のままでよいか、税率を引き下げるべきか、それぞれの主張に一定の説得力があることが全体で確認できました。
現在、生徒たちは、公民の授業で「株式会社をつくろう」というグループワークに取り組んでいます。
お二人から、会社の設立や運営には、公認会計士や税理士、弁護士や司法書士などの専門職のサポートが必要であるとの助言をいただきました。
最後に、中学時代の日々の地道な学習活動や習慣が、社会に出てからもいきてくるので、たゆまぬ努力が大切だとの励ましがありました。
今後も、社会生活におけるルールを守る意義について学ぶ機会を設け、良識ある公民として必要な能力と態度を育てていきたいと考えております。