4月20日（水）、中学1年生と高校1年生（理数クラス）を対象に、「サイバー犯罪防止教室」を開催しました。スマホやパソコンの普及によって日常生活が便利になる一方、未成年者が関わるさまざまな犯罪も増加しています。そうした危険への認識を深め、適切なサイバーライフを送るため、地元警察から講師をお招きしてレクチャーいただきました。

最初に郡山警察署生活安全課の石田さんが、近年増えているサイバー犯罪の現状について言及。実際に県内で起きた事件を紹介しながら、身近に潜む犯罪への警告を促しました。
次にサイバー犯罪防止の啓発ビデオを視聴。出合い系サイト、無料ゲーム、コミュニティサイトなどに潜む落とし穴が紹介され、犯罪を未然に防ぐ注意点を学びました。またスマホを利用する際には、サイトが安全かどうかを判断する「判断力」、誘惑に負けない「自制力」、ネット上での自分の言動に責任を持つ「責任能力」、未然に危険を予測したり、相手を傷つけていないかを考える「想像力」が必要であると指摘。奈良県警少年サポートセンターの貴田さんは「ネット上では、容易に犯罪の加害者や被害者になってしまう可能性があります。みんながやっているから大丈夫という安易な考えは危険です。自分がされて嫌なことは友達にもしない、何のためにスマホを持っているのか、その意味を今一度で問い直してください。そして困ったことがあれば1人で悩まず、すぐに保護者の方や先生、警察に相談してください」と語りかけました。