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第1回SS公開講座を開催しました

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 10月27日、第1回SS公開講座「乳幼児の心理学 -ヒトの行動の起源を探る-」を開催しました。講師は、立命館大学総合心理学部教授、矢藤優子先生です。
 今回は、赤ちゃんの心や行動の発達、またそれにかかわる周囲の人や物といった環境要因との関連について研究する乳幼児心理学を専門とされる矢藤先生から、最新の研究内容やその成果について、写真や映像を交えながら解説していただきました。はじめに、立命館大学総合心理学部があるOIC(おおさかいばらきキャンパス)について紹介がありました。公開講座では、生徒だけでなく保護者の方々も受講されるので、大学での学びやキャンパスライフの様子などが伺い知ることができ、親子で進路について話し合うきっかけにもなったのではないでしょうか。
 その後、講座のテーマである乳幼児心理学に話は移りました。生まれたばかりの赤ちゃんは言葉も話せず、自由に歩くこともできず、寝るか泣くかだけの無力な存在のように見えますが、実際はサルの顔を見分けることができたり、lとrの発音を聞き分けたり、大人でもできないようなことができるという研究結果があることを丁寧にご紹介されました。たとえば、大人が舌を出し入れする様子を赤ちゃんに見せると、赤ちゃんも同じように真似る共鳴というしぐさがあるということを動画で紹介されました。
(Neonate imitation https://www.youtube.com/watch?v=k2YdkQ1G5QI
また、矢藤先生のお子様が赤ちゃんだったときの様子が紹介され、研究者としてではなく母としての側面が垣間見え、心温まる瞬間もありました。そして、生徒からの様々な質問に丁寧に答えていただき、公開講座を終えました。参加した生徒から、心理学に様々な分野があり実験内容やその研究成果に驚いた声が聞かれました。また教育現場で働かれている保護者の方からは「実際に保育園で働いていて、今回の公開講座には興味があって、ぜひ受けてみたいと思いました」といった声も聞かれました。