講義後は湯川記念館の見学を挟んで、現役京大生の卒業生たちと合流し、グループに分かれてキャンパス内を見学しました。食堂で大学生に混じって昼食をとりながら、先輩と交流をはかりました。
　広い構内には各学部棟や、24時間利用できる自習室を備えた図書館が立ち並んでいます。百周年時計台記念館では、美しい建物やさまざな記念グッズを見て楽しみました。生徒たちは「思っていたよりもずっと自然が多かったです」「大学自体がひとつの町のように感じました」と話していました。
　続いて理学研究科６号館の第401講義室に移動し卒業生との交流会です。当日急遽駆けつけた学生も含めて11名が参加してくれました。当日のレジュメには、先輩方が合格した際に寄稿した合格体験記が添付されています。この研修会に参加する生徒は、全員が先輩方の合格体験記を読んでいたので、質問したいことも準備できている生徒が多く、交流会は生徒たちがグループに分かれ、卒業生がローテーションしながら、質問に応えるという形で行いました。
　「京都大学を受験しようと意識したのはいつですか」「高1から高3で、勉強時間はどう変化しましたか」「普段の復習はどのようにしていましたか」などの勉強に関する質問から、部活や余暇の過ごし方、アルバイトなど、話題は多岐にわたりました。京大研修会を通して、生徒達はこれからの学習に対する関心や意識を高め、将来の進路について考えるきっかけにしてくれたことでしょう。