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第1回環境研修を実施しました

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 7月25日(土)、中学1年生とその保護者を対象に第1回環境研修を実施しました。当日はあいにくの天候でしたが、長らく本校の環境研修をご担当いただいている和歌山大学システム工学部の養父志乃夫教授をはじめ、日本ビオトープ管理士協会京奈和支部や日本樹木医会有志のみなさまにお越しいただきました。また、本校卒業生である矢田の丘里山支援チームや、SS発展コースの高2生もTAとして参加しました。

 まずは全員が第一体育館に集まりました。はじめに河合校長が中1生たちに「本校は広大な敷地面積を持っています。この特色を活かして本校では環境学習に力を入れています。どうかみなさん、この研修で持続可能な社会を作るために自分に何ができるのか、当事者意識をもって考えられるようになってください」と挨拶しました。

 続いて和歌山大学システム工学部の養父教授による講演「学ぼう 発見しよう 里山づくり」です。本校の豊かな自然環境を紹介した上で、全国的な農地や身近な生物の絶滅、増え続けるエネルギー消費量や気温変動について、写真やグラフを交えて解説してくださいました。また、「人間の社会や経済も、すべて自然あってのものです。持続可能な暮らしについてひとりひとりが学び、環境研修を通じて、科学の扉を開く準備をしてください」とお話されました。

 講演が終わると、中1生はクラスごとに分かれて環境実習に移りました。晴天であれば校内の棚田や水路、森の教室などで作業を行う予定でしたが、雨天のため屋内でのプログラムとなりました。A組とB組は、「虫博士になろう!昆虫クイズ」と題して、アメンボをはじめとする身近な昆虫についての知識をクイズ形式で学びました。C組とD組は蝶の幼虫の食草をテーマに、香りのサンプルを使って草木のペア探しや名前当てのゲームを行いました。加えて、全クラスが里山についてのDVDを鑑賞し、知識を深めました。

 また保護者のみなさまには本校敷地内の里山見学ツアーにご参加いただきました。里山に生きる山野草や動物、放置されていた跡を再生させた棚田など、限られた時間ではありましたが、本校の豊かな自然環境を実際に目にしていただく貴重な機会となりました。足元の悪い中ご参加いただきありがとうございました。

追記 奈良新聞に、環境研修のようすが掲載されました。
https://www.nara-np.co.jp/news/20200730092025.html