9月9日（水）、第41回NG祭（文化祭）を開催しました。
　一般公開の中止や台風接近を受けた直前の日程変更など、例年とは異なる状況での開催となりました。
　しかしInspiration, Desire, Emotion, Adventure、そしてこれら4つの頭文字を合わせた"Idea"をテーマに、生徒たちは準備や練習を重ね、当日成果を見せてくれました。

　中学棟や高校棟では各教室でさまざまな企画や展示が催されました。クイズや謎解きゲームなど、参加型企画が特に人気を集めた様子です。
　制限時間内に教室に散らばった手がかりから犯人を当てる「奈良学園サスペンス」を企画したクラスの生徒は、「みんなで出し合ったアイディアをまとめて、殺人現場を再現するのが大変だった」とのことです。
　入場に人数制限をかけたこともあって行列ができた教室もあり、格付けチェックの「中3A組 Which?」を運営する生徒は「思ったより大勢の人が来てくれた」と驚いていました。

　NGプラザでは美術部の展示や茶華道部のデモンストレーションを行いました。
　音楽室で演奏会を行った室内楽部の生徒は、「練習も本番もフェイスシールドを着けて演奏するので、管楽器のメンバーは音の聞こえ方が変わるなど苦労した面もあった。例年は大教室で学年全体の演奏をするけれど、今年は少人数編成で少しさびしいです」と話していました。
　感染症対策は学校指導のもと万全を期して行っていますが、生徒たち自身、自ら考え工夫する場面が多々あったようです。

　第一体育館ではクラスの演劇や、部活動の演奏やダンスが会場をにぎわせました。
　DANCE&VOCAL部のステージ「Dancing」では観客がペンライトを振って応援し、メンバーに向かって励ましの歓声を上げるなど大盛りあがりでした。

　そのほか、野外ステージでのダンスや演奏、第二体育館でのさまざまな体験型展示、サイエンス館の展示や上映会など、学内のあちこちで学年の垣根を超えた交流が生まれていました。
　多くの制約はありましたが、テーマ通り「Idea」でこの状況を乗り越え、素晴らしい文化祭を作り上げることができました。

　保護者の皆様へは、生徒の活動について記録DVDを作成し、後日配布する予定です。