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第2回SS出前講義を開催しました

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 9月17日(木)、本校サイエンス館視聴覚室にて第2回目のSS出前講義を開催しました。
 今回は大阪教育大学から吉本直弘先生をお招きし「気象情報の見方と使い方...気象災害から身を守るために...」と題した講義を行っていただき、1年生を中心に48名の生徒が受講しました。

 まず、初めに河合校長から吉本先生のご紹介に続き「今日、お話されることは、まさに今、考えなければならない課題です。ぜひ科学的な関心を深めてもらいたい」と挨拶の言葉がありました。

 冒頭に地球と月の大きさや距離を例に、思い込みと実際のギャップを通して、災害時にそういう特性が人間の行動に影響することをお話されました。「そんなつもりだったのだけれども、本当はどうなの?」という追求が常に必要であることを教えていただきました。

 気象に関しても、ニュースや気象情報を例に、日頃、多くの情報が、思い込みの上に成り立っていることを知りました。緊急の場合、そういった思い込みにより、自然災害を生む可能性があるそうです。また、メディアを通して伝えられる大雨注意報や大雨警報、土砂災害警戒警報、さらには大雨特別警報など、言葉の定義についても学びました。

 続いて4人で1組のグループとなりワークショップを行いました。シミュレーションで仮に設定した台風接近に伴い、自分たちはどのタイミングで、どのように行動すべきかを話し合いながら決めていきました。ハザードマップといくつかの避難所が記された地図、家族構成などを記載したカードがチームごとに配られ、それに基づいて、命題の検討を進めました。

 最後に先生から「災害は『まさか』ではなく『いつか』起こると意識していることが大切です。自分だけは大丈夫だと思わないように、自分や家族の大切な命を自分たち自身で守ってください。そして、今日ここで聞いた話は、ぜひご家族や友だちに伝えてください」とお話がありました。