ニュース&トピックス

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「矢田の丘里山支援チーム」の活動について

Ⅰ チームのご紹介

約13haの校地面積を持つ奈良学園中高の環境保全活動を支援するために、卒業生により5年前に設立された、OB・OG団体です。
設立当初は、学校環境保全活動のTA(ティーチングアシスタント)として活動していました。
現在、会員数は76名となり、学校の環境保全活動を支援する目的を越えて、

① 地域の環境NPO団体と共に里地・里山の再生作業や維持・管理、古道整備への協力や樹木ラベルづくり
② 地域の小学生と保護者の方を対象とした学習会やフィールドワーク開催
③ 特徴的な活動として、大学での学びを実践する、対象地の生物多様性保全事業を実施しています。

すなわち、チームの会員が在籍する大学と大学院は31大学・研究科におよんでおり、会員とその所属研究室とが連携してこの地域の生物多様性保全にむけた研究を進めていこうという取組です。


Ⅱ 活動の様子

▲ 中学校の環境研修でのTA活動
▲ 高校生の田植え・稲刈り実習でのTA活動
▲ 小学生と保護者の方対象の「奈良学塾」を年2回主催しています
▲ 学校見学会里山教室を主催
▲ ニホンアカガエル産卵場づくりとエンシュウムヨウラン植生調査

Ⅲ 目標

「矢田の丘里山支援チーム」を組織することで、

① 本校に入学前の幼少期は支援チームが主催する「里山の森を育てるクラブ」に参加
② 中学・高校の多感な時期を本校の自然環境の中で過ごし、環境保全活動を進める。
③ 卒業後は支援チームの活動に参画する。

という、成長に合わせて環境保全学習を体系的に完結させる、「持続可能な循環型の人的支援システム」の構築に力を注いでいきたい。