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高校2年生文系でSS課題研究「文系科学探究」がスタート 

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 本校のSSH研究開発課題は「探究心を持ち、課題発見能力と課題解決能力を備えた、持続可能な社会を構築できる人材の育成」です。その課題を達成するために、本年度(2019年度)から、高校2年生では理系に加えて文系においても学校設定科目「文系科学探究」を新設し、SS課題研究を実施しています。
 具体的に、「文系科学探究」ではICTを活用してデータの収集と分析を行い、現代社会における課題の発見とその課題の解決のため方策をグループワークなどを通して考えます。第1回では、「証券知識普及プロジェクト」から提供された教材を使い、データの分析を通して、テーマパークの「再生計画」について議論しました。第2回では、タブレット端末をつかい、地域経済分析システム(RESAS:リーサス)にアクセスし、学校所在地の大和郡山市と研修旅行でファームステイをする帯広市のデータを比較分析しました。そして、それぞれの地域の課題についてジグソー法を用いて「グループ→全体」で発見・確認をしました。なお、地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方自治体の様々な取り組みを情報面から支援するために、まち・ひと・しごと創生本部事務局が提供する、産業構造や人口動態、人の流れなどの官民ビッグデータを集約し、可視化するシステムです。今後とも活用していきたいと考えています。
第3回では、日本政策金融金庫から講師をお招きし、ビジネスの手法にもとづき課題発見のためワークショップを実施しました。今後、日本政策金融金庫から引き続き講師をお招きしてグループごとにビジネス・アイデアを考えるほか、近畿財務局によるデータをもとに日本の財政の現状と課題を考える「財政教育セミナー」を実施する予定です。生徒たちが、数学的なデータ分析・発表の手法を身につけ、課題を発見したり自らの進路について主体的な目的意識を形成していく契機にしていきたいと考えています。