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中3生の課題研究ジュニア指導を行いました

  • 中3生の課題研究ジュニア指導を行いました
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 本校は中3段階で、探究心を育み、自ら学ぶ楽しさを知るという目的から、課題研究ジュニア(卒論)に取り組んでいます。7月20日(月)、生徒たちが課題研究の途中経過を担当教員に報告し、指導を受けました。
 「エナジードリンクは危ないのか?」をテーマにした生徒は、「海外で起きた大量摂取による死亡事故など危険なイメージもあるけれど、エナジードリンクは日本のスーパーやコンビニで普通に売られています。成分やリスクについて調べようと思いました」と話し、カフェインや糖分、保存料の含有量や人体への影響、習慣的に飲み続けることの危険性を検討しようとしています。担当の中本先生からはエナジードリンクの消費者層について調べ、学内でもアンケートをとってみてはとアドバイスを受けました。また中本先生は「子どもの糖尿病が増えているとの統計もあるので、指導しながら自分もエナジードリンクについて一緒に勉強していきたいです」と話していました。
 別の教室では、高3学年の野村先生が3名の生徒の課題研究を指導をしました。
 「坂本龍馬と中岡慎太郎を暗殺した人物」をテーマに選んだ生徒は、もともと歴史が好きだったことに加え、お母さんが高知県の出身であったことがきっかけで土佐藩にまつわる人物や事件に興味を持ったそうです。近江屋事件で行われた暗殺は、実行犯については京都見廻組説が有力であるものの諸説あり、くわしいところはわかっていません。指導を受け「ふたりの生涯や思想など伝えるべき情報がとても多いので、章立てをどうしぼるかまだ悩んでいます」と話していました。
 他にも「デカレンジャー」についてまとめようと考えている生徒は、まだ小さかった頃、兄の見ていたデカレンジャーを父が録画で残しており、それを見て大好きになって、調べたいと思ったそうです。「子どもの頃見たいろいろな番組の中で一番おもしろいと感じたのがデカレンジャーでした。長い話数で描かれる物語や、CGが少なくて特撮らしい特撮であるところが好きです」とのこと。野村先生も特撮ものに造詣が深く、中でもデカレンジャーがお気に入りだった縁で担当になりました。先生は「ただの紹介にとどまらず、論文になるようなテーマ設定を考えよう」とアドバイスしました。
 このように卒業論文では、学年を問わず全教員が中3生を指導するというのも魅力の一つです。校内の至る所で、指導を受ける中3生がいます。今日の指導を終えた野村先生は「担当教科である歴史を中心に、毎年さまざまな課題研究Jの指導を担当しますが、今年は幅広いテーマが集まりました。自分が生徒から教えられる面もあるので、一緒に学んでいけるのを楽しみにしています」と話しています。