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「中1環境研修」を行いました

  • 「中1環境研修」を行いました
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 7月31日(土)、中1生にとって初となる環境研修を行いました。前半では体育館で講義を受けました。開始前に河合保秀校長が「広い敷地と豊かな自然環境は我が校の大きな特徴です。持続可能な社会をつくるために何ができるのかを自分ごととして捉え、課題発見力を養う大切な1日にしてください」と述べました。

 その後、毎年SSHの取り組みにご指導くださっている和歌山大学システム工学部の養父志乃夫教授より「学ぼう 発見しよう 里山づくり」をテーマにご講義を頂きました。里山や耕作地の減少など、都市郊外の自然環境の変化がいかにして日本や世界の経済や食糧事情とつながっているか、スライドを交えてご説明いただきました。

 後半は組ごとに校内各所の再生エリアへ赴き、環境実習に取り組みました。第1グループは青雲館前の水路に土のうを入れて流れを生物が繁殖しやすいよう修復し、第2グループは棚田周辺を飛ぶシオカラトンボなどの水生昆虫を捕まえて観察しました。第3グループは学校林に生息するいろいろな生物を観察し、第4グループは先日の大雨で崩れたため池の補修を行いました。庭樹園の方々やビオトープ施工管理士、樹木医の皆様に各グループをご指導いただいたほか、SS発展コースの生徒たちもティーチングアシスタントとして手伝ってくれました。

 生徒たちははじめこそ長靴やタモ、土のうなどの使い慣れない道具に手こずっていましたが、校内に生息する生物を発見すると楽しそうに作業に取り組みはじめました。ホタルの幼虫のエサとなるカワニナが水路からたくさん見つかり、「ここにもいた!」とクラスメイト同士で仲良く見せあっていました。