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芸術鑑賞会を行いました

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 9月27日(火)、第1体育館で芸術鑑賞会を行いました。今年の演目はマスカーニ作のオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」です。演劇・歌唱・オーケストラ・衣装・美術など、さまざまな芸術が交錯することから総合芸術と呼ばれるオペラを鑑賞する貴重な機会となりました。NPO地域支援センターあゆみ・イタオペ委員会のご協力で、イタリア人歌手・指揮者8名を招聘し、全編イタリア語(日本語字幕付き)での公演です。

 「カヴァレリア・ルスティカーナ」は1890年頃のイタリアが舞台。兵役を終えてトゥリッドゥが村に戻ると、恋人ローラはすでに馬車屋のアルフィオと結婚していました。トゥリッドゥもまたサントゥッツァという娘と結婚の約束がありましたが、その後トゥリッドゥはローラと隠れて逢瀬を重ねる間柄となります。嫉妬に悩むサントゥッツァはトゥリッドゥの母ルチアに苦しみを打ち明け、トゥリッドゥと話し合いを試みますが、最後にはアルフィオに二人の関係を告げてしまい、激昂したアルフィオはトゥリッドゥとの決闘に向かいます。

 オーケストラの生演奏や合唱、そして舞台上から響き渡るイタリア語の歌唱は圧巻でした。オーケストラには室内学部が参加し、感情をこめた演奏で物語の盛り上がりを演出しました。また、本校生徒も数名が劇に参加し、"Hanno ammazzato compare Turiddu!"(トゥリッドゥが殺された!)のセリフで劇的なラストを飾りました。セリフを担当した中学3年生の石本さんは、「最前列で鑑賞して、オーケストラの演奏だけで感動して泣きそうだった。イタリア語に興味があったので、立候補しましたが、人生できっと今回だけだろうなという体験ができました」と話してくれました。