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中学3年生対象「財政教室」を行いました

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 2月14日(火)、中3生を対象に財政教室を行いました。財務省が国の財政状況を生徒達に考えながら理解してもらう「財政教育プログラム」と、税務署が行っている「租税教育」について、近畿財務局奈良財務事務所と大阪国税局奈良税務署の職員の方々に講義をしていただきました。

 「租税教育」については、税金が私達の生活のどのような場面にどれほど使われているのかに始まり、世代間の税負担を公平にして持続可能な社会保障制度を維持していくことの必要性に至るまでをお話しいただきました。続いての「財政教育プログラム」の講義では、歳入と歳出の内訳を紹介しながら日本の財政状況について解説していただき、さらには人口が減る見通しにある中で社会保障にかかる予算も公債も増加傾向にある現状についても説明していただきました。

 後半は、生徒達がグループごとにiPadの専用アプリケーションを使って「国民からどのように税金を集めて、集めたお金をどのように使えば、日本の未来をよくできるか」ということを財務大臣になったつもりで考えながら、来年度予算の作成に挑戦しました。グループワークをしていて湧いてきた疑問点などについては、講師の職員の方々に丁寧に教えていただきながら、活発に意見を出し合って予算を作り上げていきました。各グループは「労働者世代への補助」「子育て世代への支援」などをテーマに、限られた財政の中からどこを削ってどこを増やすかをグラフにまとめ、その理由とともに発表しました。

 最後に、「実際に我が国の予算を決めるのは国会の予算会議で、そこに出席する国会議員は国民が選んだ人です。皆さんも18歳になれば選挙権をもち、皆さんの意思で彼らに権限を委ねることとなります。」とのお話がありました。生徒達は今回の講座を通じて租税と国家財政について主体的に考えるきっかけを得ることができ、自分達のより良い未来につながる国家予算の作成を担う、国会議員の選出の重要性も学ぶことができました。