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SSHベトナム海外研修 3日目(報告)

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 3月17日(金)は、市街地にあるタンロン遺跡と、郊外にあるバビ農園を訪ねました。朝のタンロン遺跡では、これまでの研修では行ったことがなかった北門の見学を行いました。北門は、当時は荷物を運び入れる目的で使われていたそうで、今は道路になっている門の前も昔は水路で海に繋がっていたそうです。そのため、フランスが侵攻してきたときの爆弾の跡なども門には残っており見学することができました。北門に続いて正門から入場しましたが、その移動の際には街並みを歩きながら谷川先生にご講義をいただき、都市計画についてディスカッションを行いました。タンロン遺跡内では奈良文化財研究所も協力した遺跡保存技術について学び、フランス統治時代の文化を色濃く残す建築様式を説明いただきました。
 その後、車で1時間30分ほどかけてハノイ市西部にあるバビ農園に向かいました。バビ農園ではTroi作りと持続可能な農業の学習を行いました。Troiは白玉団子の中に黒糖を入れたようなもので、餅米粉を丸めてゆであげました。試食も行い、ベトナムの文化を舌でも感じることができました。昼食後はBamboo Clay Houseに徒歩で向かい、周辺の農業の様子を見学し、伝統的な建築様式や農業の方法についてレクチャーを受けました。実際に農業も体験するということで、生春巻きなどの使われる香草の苗の植え付けを行いました。少しの体験ではありましたが、農業の大変さも味わえたようです。その後は少し移動し、Nha Duoiの薬草園を見学しました。さまざまな漢方薬になる薬草をたくさん栽培されているところで、日本語の名称との対応に苦戦しながらも、いろいろな薬草が実際に使用されていることも知ることができました。