12月23日（土）、第一体育館に全校生徒が集まり、令和5年度二学期終業式を行いました。

　最初に河合校長から、二学期中に優秀な成績を収めた部活動の選手への表彰伝達を行い、続いて、全国中学校テニス選手権大会に出場する8名の選手の激励会を行いました。

　学校長式辞では、2016年に本屋大賞を受賞した『羊と鋼の森』という小説が紹介されました。この小説は、主人公が高校生の時にピアノ調律師を目指すと決め、念願の調律師になり、様々な人との交わりの中で人として成長していく話です。河合校長はこの小説のなかで、調律が上手くなるには才能が必要なのではないかと悩んでいるピアノ調律師の主人公にたいして、調律師の先輩が、『才能とはものすごく好きだという気持ちで、どんなことがあっても、そこから離れない執念とか、闘志とかではないだろうか。』と、アドバイスをしたことに言及し、生徒たちにたいして、「君たちも様々なことを考え、悩みながらかけがえのない人生を生きています。人のなかで何かを感じ、自分のために発せられているさりげなく、何気ない言葉を受け止める心や感性が大切です。人の話に耳を傾け、正しく選び取る柔軟さをもつことで、何かを見出すヒントになると思います。」と、話しました。

　最後に生徒指導部長の先生から、冬休み中の生活についての注意がありました。生徒の皆さんが冬休みを事故なく過ごし、よい新年を迎えてくれることを祈っています。