2月9日（金）、第36回矢田山縦走を行いました。

　この矢田山縦走は松尾寺のある松尾山から、矢田山遊びの森を経由、東明寺、矢田寺を通り、矢田丘陵の約12kmの山道を走り切る、本校の伝統行事です。

　開会式では河合校長から、「くれぐれもケガに注意し、完走を目指してください。とくに高２生は、最後の矢田山縦走になります。思い出深いものにしてください。健闘を祈ります。」と参加する生徒への激励がありました。

　準備体操をして担当教員からの注意事項の説明の後、本校グラウンドから高1生をトップに、1クラスごとに時間差でのスタートです。この日は快晴で2月にしては気温も高く、生徒たちは皆、笑顔でスタートしていきます。本校から松尾寺までは、かなり急な登り坂ですが、ペースを落とさず、しっかり走っていく生徒も見うけられました。松尾寺を過ぎると松尾山の山道に入ります。起伏に富んだコースを完走を目指して各生徒が自分自身への挑戦をしていきます。

　記録更新を目指して軽やかに走り抜けていく生徒、自分のペースで着実に歩を進める生徒と様々です。縦走終盤、山道をぬけて学校への下り坂では、生徒達はスピードをあげて駆け抜けていきます。沿道には育友会役員の皆さんが、走り抜けていく生徒達を、「ナイス・ラン！」と、激励される姿も見られました。校門にはタイマーが設置されており、そのゴールを目指して、皆、ラストスパートをかけていきます。

　今回のベスト記録ですが、男子は中１生の田合世奈君の55分34秒、女子は高１生の川端芽衣さんの1時間13分44秒でした。約12kmにおよぶ矢田山縦走を終えて、生徒達は皆、自分への挑戦に打ち勝った笑顔で仲間と健闘を讃えあっていました。