SSH研究発表会
令和7年2月15 日(土)、本校第1体育館にて令和6年度のSSH研究発表会を実施し、中学校3年生全員のほか保護者の方々に向けて、以下の内容で生徒による発表を行いました。 この発表会は、令和6年度に実施した本校SSH事業を本校生や保護者をはじめ広く地域や他校に発信するとともに、校内選考を勝ち進んだ高2課題研究の優秀研究の研究報告をSSH運営指導委員の先生方から評価していただくこと、また、高校入学前に個人研究 (中学課題研究ジュニア)に取り組んできた中3生徒達が将来の研究へ向けて学びの機会 を得ることをねらいとして実施するものです。
まず、高2課題研究で校内選考を勝ち進んだ6つの研究報告を班のメンバーが行いました。研究発表した班の研究テーマは、「金魚のサーカディアンリズムの解析」、「牛乳・乳製品がもつ油汚れを落とす効果」、「米のとぎ汁が植物の成長に与える影響」、「水分含有率に関する液状化の研究」、「凍結濃縮法による透明氷の生成」、「酸と脂肪分の違いによるカゼインプラスチックの安定性」の6つです。発表を受けて、会場の中3生徒からも内容に深く切り込んだ質問があるなど、また、運営指導委員の先生方からも、さらに研究を進めるための有益なご指摘や今後の研究におけるアドバイスがあり、発表生徒達は質疑応答する中でさらに研究内容の課題を把握する学びの場となりました。
続いて、SS発展グループの生徒達による活動報告として、SSHベトナム海外研修やSS国内研修に関する発表が行われました。
その後、矢田の丘里山支援チームの活動に関して、本校卒業生の三輪実起さんと小宮然さんから報告がありました。
最後に、本校SSH運営指導委員長であり兵庫県立大学理学研究科教授の後藤忠徳先生からご講評を頂くと共に、来賓としてお越し下さった奈良県こども・女性局教育振興課教育企画・政策 研究係主任主査の西川隆行様から、全体を通した総括のお話をいただきました。
参加した中学3年の生徒たちは、先輩の発表の姿や厳しい質問に対する対応の様子を目の当たりにすることができたとともに、自身の研究に対する意識を高めることができました。発表してくれた生徒たちも、この場で学んだことを活かし、これからの課題研究につなげていって欲しいと思います。