奈良県大和郡山市 奈良学園中学校・高等学校 未来を創造するのは、あなた
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)

研究発表会

令和6年度 スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会で『ポスター発表賞』に選ばれました

8月7・8日(水・木)、神戸国際展示場で開催された「令和6年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」に代表チーム(高校3年生6名)が参加しました。
スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会は、日本全国からSSH指定校等(今年度は231校)の代表生徒が課題研究の成果を発表するイベントで、本校からは「奈良県絶滅寸前種 ヒメタイコウチを守れ!」というテーマでポスターセッションに参加しました。
新型コロナウイルス感染症対策でここ数年中止されていた一般参加も今年度は解禁となり、活気あふれる会場で生徒たちの発表も一段と力が入りました。研究成果である「ヒメタイコウチの食性」や、「研究への熱意」を、審査委員の先生方、他校の先生方や生徒のみなさん、保護者の方々に伝えることができたと思います。
昨今、全国的にも個人や少人数での研究が増えている中で本校は今回、6名のチーム研究。紆余曲折はありましたが、ヒメタイコウチの飼育、統計処理、情報分析などメンバーの個性を生かしてお互いにサポートしながらチームとして成長してきました。
残念ながら代表校6校には選出されませんでしたが、全国から26校選ばれるポスター発表賞の1校として表彰されました。
発表会前日まで何度もポスターを作り直し、また少しでもわかりやすい発表ができるように練習を重ね、質疑応答の準備をした代表生徒たちの努力はもちろんですが、ヒメタイコウチ飼育に関してご支援をいただいた各機関の先生方、発表のご指導をいただいた大学の先生方・本校卒業生の先輩方、さまざまな方々からサポートをいただけたことが結果につながりました。本当にありがとうございました。

令和5年度スーパーサイエンスハイスクール研究発表会を行いました

2月10日(土)、令和5年度SSH研究発表会をなら100年会館の中ホールで開催しました。高校2年生が取り組んできた課題研究の中間発表が先日行われ、39班のうち特に優秀と認められた6班がこの日スライド発表を行いました。
河合保秀校長は開会の挨拶で「限られた時間の中で、自分たちの研究の良さを十分にアピールしてください」とエールを送りました。

発表されたテーマは次の通りです。
・「のび〜るチーズの作り方」
・「髪における18‐MEAの有無と潤滑油吸着の関係性」
・「シャボン玉をより長く持続させるために」
・「イシクラゲと光の関係性」
・「奈良県絶滅寸前種ヒメタイコウチを守れ―食性から考える―」
・「日焼けについて―その対策の一方法―」
質疑応答では、聴講していた中学3年生から実験で求められた数値や、生物の飼育環境について質問が出ました。またSSH運営指導委員の皆様からも講評をいただきました。
会の後半では、SS発展コースの生徒たちによるベトナム研修・国内研修活動報告のほか、卒業生組織である矢田の丘里山支援チームによる活動報告が行われました。
最後に、SSH運営指導委員長の柴田昌三教授(京都大学大学院地球環境学堂)から、研究の事前計画や実験の回数を増やす重要性など、研究の精度を高めるポイントについてお話がありました。
研究発表会は生徒たち自身が課題を発見し、研究を通じて問題解決能力を育む大切な機会となりました。文部科学省からスーパーサイエンスハイスクール第3期の指定を受け、本校ではさらに独自のカリキュラムや取り組みを進めてまいります。

SSH運営指導委員の先生方によるポスター発表指導を受けました

6月10日(土)、高3生による「カワニナの好む生育環境 ~ホタルを救え~」についてのポスター発表を行いました。今回の発表は、8月に開催される令和5年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会に向けて、SSH運営指導委員の先生方に指導していただくのが目的です。
近年、ホタルの減少が問題になっており、その原因として、ホタルの幼虫の餌である淡水巻貝のカワニナが減少していることも関係しているのではないかというところから、その生育条件を調査しました。この研究は、SS発展コースの6人で取り組んでおり、この日は代表者4名が発表を行いました。
発表後、SSH運営指導委員の先生方からは、「カワニナについての先行研究を調べて、自分達の研究と比較し、カワニナの生育環境について今一度、検証をしてほしい」、「カワニナの動き方のデータを見せるなど、惹きつけるプレゼンテーションの方法を考えてほしい」などの具体的な指導をしていただきました。
今回、内容について体系的に指摘をしていただいたことにより、生徒達はたくさんの気づきを得ることができました。それらのことを改善し、チームで協力してより完全な研究発表に仕上げ、8月に開催される令和5年度SSH生徒研究発表会の本番に向けて臨んでいきます。