高校人権講演会を開催しました
6月18日(火)、高校生全学年を対象に人権講演会を行いました。講師を務めてくださったのは、ヒロシマのソプラノ歌手として平和活動を行う大島久美子さんです。
大島さんは広島市に生まれ育ち、幼い頃から児童合唱団で平和活動に携わってきました。現在は音楽を通じて平和を伝える活動に取り組んでおられます。
講演では、1945年8月6日の原爆投下について、生徒たちが自分ごととして想像できるよう丁寧に語りかけてくださいました。また、大島さん自身が体験した原爆資料館を訪れたアメリカ人観光客との対話や、平和活動を支えてきた人々の思いを具体的なエピソードと共に伝えました。
トークの合間には、「原爆を許すまじ」「一本の鉛筆」「鷗」「涙そうそう」など、平和を希求する歌が披露されました。歌が生まれた背景や込められた思いを解説し、命の大切さや平和への感謝を訴えました。
生徒たちにとって、戦争は遠い昔の物語のように感じられるかもしれません。しかし、世界では今なお戦争や内戦により多くの人々が命を奪われ、財産を失っています。大島さんのお話と歌を通じて、生徒たちが平和の大切さをあらためて知る機会になったことを願っています。