進路講演会を行いました
6月9日(月)、高校3年生の保護者を対象に「進路講演会」が行われました。
講師には、駿台予備学校から森政人先生をお招きし、「大学入試の現状と難関大学合格をめざす受験生をもつ保護者の心構え」というテーマでお話しいただきました。
はじめに、学力を上げるために必要なことが2つあると森先生はおっしゃいました。1つは「続けること」。もう1つを挙げる前に、先生が保護者の皆さんに1円玉の大きさの丸を書いてくださいとおっしゃいました。皆さまそれぞれに小さい丸を書いて、実際の1円玉と比べてみると、ほとんどの方が実際より小さな丸を書いていました。これは、その人の中での価値によって、丸の大きさが決まるのだそうです。受験勉強でも、生徒ひとりひとりの中で何に価値を置くか、それによって結果が変わってきます。学力を上げるために必要なことのもう1つは、「素直に聞く、謙虚な姿勢」。そのためにご家族は客観的視点を持っていてくださいと伝えられ、講演会が始まりました。
その後も1時間という限られた時間の中で、「受験人口と大学入学定員の推移」、「全国の入試の平均点の推移」、「本年の大学入試に予想される傾向」、「系統別志願者数」、「主要な大学志願状況」など、たくさんのデータを基に対策と具体的な心構えを教えていただきました。中でも近年求められているのは、基礎的な知識を有機的に結びつける応用力。今学習していることが重要だという意識を持ち、忘れないために復習する必要があると教えていただきました。
子どもが生まれてから親子が一生のうちに共に過ごせる時間はおよそ9年だそうです。受験勉強を家族一丸となり乗り越えるために、ぜひお子様の生活習慣の確立をサポートし、まずは帰ってお子さまと夢について話してみてください。
本校も、お子さまが自身の進路を見定め、集中して受験に取り組めるよう、教職員一丸となって全力で取り組んで参ります。