第1回奈良学塾
令和4年7月30日(土)、養父志乃夫先生(和歌山大学)をお招きして、以下の内容で、20組の奈良県内の小学生とその保護者の方々を対象とした奈良学塾を開催しました。
日頃、本校のSSH活動で探究活動の場でもある学校林を当日の活動の舞台とし、植物でも動物でも多様な種が自生し生活している様子を、地域の小学生に実際に見てもらいながら、興味関心の大きい昆虫採集や植物採取を実施しました。本活動で、里山で生物たちが営む生活、人が持続的に里山と共存するための循環型社会のあり方を小学生親子に学んでもらうことができました。
基調提起ともなる解説は、養父先生によりわかりやすく参加者に解説していただきました。従来は本校SSH事業をTAとして支える卒業生チーム「矢田の丘里山支援チーム」との共催事業ですが、コロナ禍により本年度は本校SS発展コースの高2生徒が核になり実施しました。SS発展コースの生徒が、昆虫採集や生物の同定のサポートに随時入り、日頃の活動成果を小学生たちに還元することができました。小学生も本校生徒もともに大好きな「自然ふれあい体験」を通した会話が飛び交う催しとなりました。また、SS発展コースの生徒にとっては、多様な年齢層に好きな里山の生物を伝える実地体験になり、科学コミュニケーションの善き実践となりました。