奈良県大和郡山市 奈良学園中学校・高等学校 未来を創造するのは、あなた
ニュース&トピックス

ニュース&トピックス

SS国内研修「東京海洋大学連携 海洋学研修」

  8月5日(月)~8月7日(水)の3日間,海洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部および東京海洋大学品川キャンパスにてSS国内研修を実施し,高校2年生の男子6名が参加しました。

 1日目,洋研究開発機構(JAMSTEC)横須賀本部にて,マリン・ディスカバリー・コースのプログラム「深海に眠る海底資源を見に行こう!」を受講しました。「しんかい6500」の実寸大模型を中心に,様々な海洋資源開発に関する資料を見ることができる海洋科学技術館の展示エリアでスタッフの方々から,しんかい6500の性能や特徴をはじめ運用の目的などわかりやすく説明をいただきました。加えて,海底熱水鉱床,マンガンクラスト,レアアース泥など,日本の周りには多くの海底鉱物資源があることを学ぶとともに,JAMSTECのこれら海底鉱物資源へのアプローチ法などの取り組みについても知ることができました。

 2日目と3日目は,東京海洋大学品川キャンパスにて「高大連携公開講座『海の科学』」を聴講しました。「水産資源を持続的に利用するために」(岩田繁英先生/海洋生物資源学科)の講義からはじまり,「海の生き物がつくる健康機能成分」(小山智之先生/食品生産科学科),「海の多様な利用と管理」(原田幸子先生/海洋政策文化学科),「海洋危険生物の持つ毒について」(永井宏史先生/海洋環境科学科)へと学びを進め,「地質学・古生物学・地球化学の使いドコロ」(古山精史朗先生/海洋資源エネルギー学科)の聴講で研修の幕を閉じました。それぞれの講義で生徒たちは,多くの知識を吸収し,科学的に「海」を見て考えることの大切さを実感することができました。

 短期間ではありましたが,大学生相手と変わらない講義の聴講という,普段では得られない貴重な体験をすることができました。参加した生徒たちにとって,この研修での学びが新たな学びへの原動力になってくれることを期待したいと思います。