奈良県と京都大学連携事業「京都大学への架け橋」に参加しました
9月22日(日)、京都大学国際科学イノベーション棟シンポジウムホールで行われた、京都大学と奈良県との連携協定に基づく高大連携事業「京都大学への架け橋」に、SS発展コース・SS研究チーム生徒18名が参加しました。
当日は、以下の奈良県内4校(発表順)が研究探究活動の発表を行い、本校からも3名のSS研究チームが発表を行いました。
・奈良学園高等学校「コイ科淡水魚類ニッポンバラタナゴを救え!-産卵宿主ドブガイ(イシガイ科)の簡易垂下養育装置の考察-」
・県立奈良高等学校「炎の色の並び方 ~炎色反応の規則性PART 3」
・県立畝傍高等学校「弓道を科学する」
・県立青翔高等学校「二上山におけるナラ枯れ被害について」
本校の発表に対しては、大学の先生や大学院生の方々、参加した他校の生徒のみなさんから、垂下飼育装置の大きさを決めたのはなぜか、この研究が今後ニッポンバラタナゴの保全にどのように役立っていくのかなどの質問をいただき、発表生徒も落ち着いて応答できました。また、他の参加者も、他校の発表に対して活発に質問していました。講評では京都大学の西嶋名誉教授より、こんなに活発に質疑応答が出る発表会も珍しく、大変喜ばしいことだという評価をいただきました。
イベントの後半では「京大における研究活動~高校生の学びとのつながり~」というテーマで、3名の博士後期課程の大学院生の方々にパネリストとして参加していただき、研究者としての将来のことも含め、いろいろなアドバイスをいただける機会を得ました。3名とも、好きなことをとことんやり抜くことが自分の原動力になっているとのお答えで、聞いていた生徒たちも将来に向けて目指すべき道も見えてきたのではないかと思います。
なお、発表会後の審査により、令和2年3月14日(土)に開催される「京都大学サイエンスフェスティバル2019」の奈良県代表校に本校が選出され、ポスターセッションに参加することになりました。SS研究チーム3名は、これまで以上に研究に力を注いでいきます。