第4回SS出前講義
令和4年10月25日(火)、京都大学から松岡廣繁先生と瀬岡理子先生をお招きして、「化石から古生物の『動き』を復元する」をテーマに、SS出前講義を実施し、 94名の中高生が聴講しました。
生物・生態系の進化史を研究する「古生物学」ついて、「アンナカキグナ」という”飛べないハクチョウ”と、動物の「糞」の化石の2つのテーマで、それぞれの先生から講義を拝聴しました。「アンナカキグナ」の講義では、化石骨と現代の鳥の骨を比較して、「その鳥がどんな運動・生活をしていたか」を解明する研究、そして動物の「糞」の化石の講義では、骨や歯などの「体化石」と、糞や足跡などの「生痕化石」の研究を組み合わせることで、過去の「生態系」を明らかにしていく内容を紹介していただきました。「絶滅した動物の“動き”を復元しよう」というテーマに沿い、「生命の星・地球」の歴史に取り組む古生物学者の活動を知ることができました。
本講義は、生徒たちが古代・古生物の世界へと導かれていくような印象でした。化石について造詣の深い生徒も、そうでなかった生徒も刺激的な内容であり、また将来についても考えることができた有意義な講義でした。