校長挨拶では、中学生に必要な自学自習の精神と自身の人生設計の大切さに加えて、大学入試はそのプロセスのひとつで、大学で何を学ぶのか、そのための大学選択の重要性について話がありました。また、経済産業省が提唱している社会人基礎力である、前に踏み出す力である「アクション」、考え抜く力である「シンキング」、そして「チームワーク力」についての説明があり、本校で行われているキャンパス内の里山を活用した探究型の授業が、本校の教育方針である、学力・体力・自主性・協調性に基づいた豊かな「人間力」の育成につながっていることなどお話しいたしました。

　続いて入試広報部から、コース制、学力向上に向けての講習・補習体制や、未来を見据えた進路選択のための研修・講演会や学校生活などについて説明がありました。また、本校の高等学校は文科省のスーパーサイエンスハイスクールに認定されており、その課題研究や研修などについても紹介がありました。

　そして、卒業生から、キャンパス内の里山に生息する希少動植物の紹介と共に自身が行った希少植物のひとつであるサギソウの研究や、中学でまとめた論文及び奈良学園での6年間の学校生活などについて経験談を聞かせていただきました。

　その後、教頭から本校中学入試についての具体的な説明があり、続いて、各入試教科担当教員から傾向と対策についてご説明いたしました。

　今回の中学入試説明会はあいにくの雨模様でしたが、多数の皆様にご参加いただきましたこと、誠にありがとうございました。