自転車安全運転講習会を実施しました(中3)
2月20日(木)の3・4限、次年度から自転車を利用して登校しようとしている生徒のほか、日常生活で自転車を安全に利用してもらうため、大和郡山市交通防犯対策課から講師をお招きし、体育館にて中3生全員を対象にした自転車安全運転講習会を実施しました。
最初に講師の方から、中高生の自転車による交通事故の9割は中高生に交通違反があったこと、登下校中、とくに高1生の事故が多いことがスライドを使って説明がありました。自転車運転の交通ルールに関するクイズも出題され、生徒たちは活発に挙手で回答していました。また、令和5年4月1日に道路交通法が改正され、すべての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務になったことも説明されました。
つぎに、講師の方が実際にヘルメットを着用し、自転車の模範運転を行ってくださいました。生徒の代表も講師の方々の指導を受けながら、ヘルメットの着用、バランスを崩した時に車道側に倒れないように、停止時は左足を地面について身体を支えること、発車時や踏切等で一旦停止した後の左右と後方確認の仕方などを体験しました。
また、反射板の着用が有効なことや、自転車に乗る人の不注意による自転車事故を避けるために、しっかりと交通ルールを守ることが、いかに大切かについて話していただきました。また、2026年5月までに、16歳以上の自転車の運転手を対象に罰金が科せられる交通反則通告制度が導入されるとのことです。ルールを守らないことで起こる自転車によるトラブルは、自分自身が危険に遭遇するだけではなく、歩行者と衝突するなどの事故を起こし、時には高額な賠償責任も伴う、大変なことになる可能性もあることもよくわかりました。
4限目は大教室に移動し、教員から自転車通学に関しての本校の規約や、通学路で注意する点などについて説明しました。
今日の講習会に出席した中学3年生の生徒が高校に上がれば、いよいよ自転車通学が認められます。その時はもちろん、自宅の周辺で自転車を利用する時も、今日の話を常に思い出しながら、安全に自転車利用をしてもらいたいものです。