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医進講座「肝臓外科医って何をするの?手術と治療のリアル」

 本校高Ⅰ医進クラス生と、中3~高Ⅱの希望生徒・保護者の皆さんを対象に、特別講座を開催いたしました。
「肝臓外科医って何をするの? 手術と治療のリアル」と題し、本校卒業生で外科医の山戸一郎先生を講師にお迎えして実施いたしました。

 まず、山戸先生が医師を目指したきっかけから医学部に入ってからのカリキュラムの話、医師になるまでのプロセスの話がありました。内科と外科の違い、研修医と専門医の違いなど、外からではあまり見えてこない話もしていただきました。

 講義の中盤以降は、先生がご専門とされている肝臓について、そもそも肝臓とはどういう臓器かという詳細な解説がありました。そして、手術をされている肝臓がんについて、その発生のメカニズムや検査の方法、治療方法にはどのようなものがあり、どういう場合に手術をするのか、どのように手術が行われるのかということも詳しくお話くださいました。

 さらに、その手術の様子を撮影した動画を見ながらの説明もあり、まさにタイトル通りの「リアル」を感じることができました。手術で肝臓のガンが切除された瞬間が映されたときには思わず生徒から感嘆の声がもれました。

 最後に現在の外科医不足のお話もされて、是非外科医を目指して欲しいという激励のお言葉もいただきました。現場における外科医の、まさに「リアル」なお話に、今まで漠然とイメージしていた医師の仕事を、具体的に感じられるきっかけとなりました。さらに講演が終わった後、希望者対象に研修医が使う内視鏡下手術の練習用機器も使わせていただきました。その場でも先生と生徒の間で活発なやり取りがあり、生徒のモチベーションが大きく上がる講座となりました。先生の後を受けた外科医が本校から生まれていくことを期待したいと思います。